おすすめライトノベル紹介

おすすめライトノベル紹介vol.92『死にたがりの聖女に幸せな終末を。』

日時:20190212


芳林堂書店みずほ台店のライトノベル担当・Mによる、おすすめラノベ紹介!

 

加速する絶望感が、胸に迫る終末ファンタジー

KADOKAWA/電撃文庫『死にたがりの聖女に幸せな終末を。』(著:西塔鼎、イラスト:Enji)

 

【オススメポイント】
・終末ファンタジー
・異能
・美麗なイラスト

【感想】
序盤から終盤に向かって加速していく絶望感が胸に迫る終末ファンタジー。
底の無い絶望の中で生きる『聖女』たちの華やかな日常が、いつの間にか毒の色に塗りたくられ、延々と続く暗い道を歩いているかのような作品でした。
儚く美しい世界観。それを彩るイラストにも注目な作品です!

【備考】

【あらすじ】

日常は少しずつ、ただ破滅へと進んでいく……。

「連邦」と「帝政圏」の戦争。

泥沼化した選挙区を打破するため、「連邦」側はある禁忌に手を染めた。

生み出されたモノの名は『聖女』。

短命という代償と引き換えに強力な異能を保有する少女型人工生命体。

しかし長い闘争が両国に大きな疲弊を生み、無崩し的な終戦が見え始めると、彼女たちの本格的な投入は見送られ――ついには『箱庭』と呼ばれた秘匿訓練施設ごと抹消、闇に葬られようとしていた。

調律官――『聖女』たちの体調管理を目的とした医官――として赴任した“私”の視点から、彼女たちの「最期」の日々を綴るファンタジー・ドキュメント。

『死にたがりの聖女に幸せな終末を。』

【著者】
 西塔鼎

《著者名・別作品》
 電撃文庫『エレメンタル・カウンセラー』
 他…

【イラスト】
Enji

《著者名・別作品》
 オーバーラップノベルス『勇者の活躍はこれからだ!』
 他…

【出版社】
 KADOKAWA/電撃文庫

【価格】
 630円+税
 

【発売日】
 2019/02/09

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