おすすめライトノベル紹介

おすすめライトノベル紹介vol.150『さよなら異世界、またきて明日』

日時:20200225


芳林堂書店みずほ台店のライトノベル担当・Mによる、おすすめラノベ紹介!

 

滅びかけの異世界で紡がれる旅路が、温かくも切ない終末ファンタジー

KADOKAWA/ファンタジア文庫『さよなら異世界、またきて明日』(著:風見鶏、イラスト:にもし)

 

【オススメポイント】
・終末ファンタジー
・異世界
・旅

【感想】
異世界に来たものの、その世界は終末を迎えていた…。
そんな絶望的な状況の中に放り込まれて始まったハーフエルフの少女・ニトとの旅は、温かくも切なさを感じるものでした。
人々の温かさ、食事の温かさ、思い出、そして希望のない世界で残された生きる目的や意味……そんな様々な想いが込められている作品で、とても魅力的な物語でした。
そんな終末世界で出会ったケースケとニトとの関係も、時間を重ねるほどに近づいていく距離感に心が満たされていきました。

【備考】

【あらすじ】

その異世界は滅びかけていた。

人が結晶となり消え、白い砂漠に呑まれてゆく中で、現代からの迷い人・ケースケは元の世界に帰る方法を探し求めて、蒸気自動車で旅をしている。

あるとき成り行きで、道中に出会ったハーフエルフの少女・ニトの”探し物”を手伝うことになり始まったちぐはぐな二人旅は、生き残った人々との出会いと別れを重ねていくうちに、少しずつ変わり始めていく。

やがて、あらゆる問いに正しい答えをくれるという<魔女>のもとを訪れた二人は、それぞれの”探し物”について尋ねようとするのだが――!?

じわり心温まる、異世界ロードムービーファンタジー開幕!!

『さよなら異世界、またきて明日』

【著者】
 風見鶏

《著者名・別作品》
 ファンタジア文庫『放課後は、異世界喫茶でコーヒーを』

【イラスト】
にもし

《著者名・別作品》
 TOブックス『特級ギルドへようこそ!』
 他…

【出版社】
 KADOKAWA/ファンタジア文庫

【価格】
 630円+税
 
【発売日】
 2020/02/22

急なご報告となりますが、今回で「おすすめライトノベル」のコラムが最後となります。世の中には面白い作品がまだたくさんあります。既存の作品の中にも、そしてこれから出てくる新作の中にも…。そのような作品が、これからもたくさんの方の目に留まってくれたらなと思います。短い間でしたが、ありがとうございました。

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